discography
STRUKTURO
release 2021.02.12
2. Muro
3. Tegmento
4. Limo
5. Strukturo
Total Time 37m25s
Music: Tia Rungray
Mastering: Takayuki Noami (Non-REM Studio)
Cover Art: Takayuki Noami (Non-REM Studio)
Art Cooperation (Piano): fk0724 (monat flugel), Rulie Cisse (monat flugel)
Art Cooperation (Tree): Sasaya Kayo (HPMD)
Collaboration Goods Production: ao Mercury (Cinoe)
PR: Violet Boa (ART PROMOTION)
Special Thanks:
Mimi Nakajoh (potipla), Yuma Kaneko (Ulm), Ryosuke Miyata, Yuji Fukai, AnnyuRizumu, takasi (gravel’s end), Keita Sasaki
(only digital release)
「安寧を。」
「STRUKTURO」はノイズクラシカル・プロジェクト「Tia Rungray」のプロデュースによる仮想インスタレーション空間のためのサウンドトラック。
切なく淡いピアノとノイズによる表現のみならず、教会音楽を思わせるクワイアや鐘といったクラシカルな要素、映画音楽のようなオーケストラサウンド、Lo-Fiなテープサウンドが盛り込まれたアンビエントアルバムとなっている。エスペラント語による各タイトルには、人類史上における歴史的転換点を暗示しつつ、新型コロナウィルス流行をきっかけに様々な問題が浮き彫りになった現代社会に翻弄される人々が安寧に暮らせるような世界の実現への祈りが込められている。
“To the days of peace.”
‘STRUKTURO’ is a soundtrack for a virtual installation space produced by the noise classical project ‘Tia Rungray’.
The music on this album is not limited to the use of pale, sad piano and noise. It is an ambient album made up of classical elements such as a choir and bells reminiscent of church music, orchestral sounds like film music and lo-fi tape sounds.
The titles of these songs in Esperanto allude to historical turning points in modern times. The industrial revolution, two world wars, the Cold War, etc…
The album is a prayer for a world where tossed people can live in peace. Because the new coronavirus epidemic has brought many problems to light in modern society.
recommendation
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普段から通る代わり映えの無い道で聴いたその瞬間、神殿の中を歩いているかの様な風景が広がった。ユウマカネコ（from Ulm）
同時に安らぎを与えてくれた。 -
そっと目を閉じる。深居優治（広島のバケモノ）
彼の音楽は、彼の人の形に押し留められる筈のないものが、彼を媒体としてこちらに干渉してくるようなものであるような気がする。
それは時として神聖で、時として残酷で、時として永遠で、時として瞬間である。
けれどいつも実体がない。
ないのにある、君は誰だい？
そっと目を開ける。
そこには彼の音楽をその内に宿した、生き物がひとり。
しかし、音楽を取り込んだのか、音楽に取り込まれたのかは、遂にわからないままだった。 -
Tia Rungrayのサウンドは、ある時は静寂、またある時は狂気に満ちたノイズと、これまで様々に変化を見せて来た。2021年、彼はこれまでの路線を踏襲しつつ、自身の音に現代社会への憂いと「祈り」を込めた。Ryosuke Miyata（音楽家）
壮大な弦楽器や鐘を思わせるサウンドは、教会に一人佇み、黒一色の衣服を身に纏い祈りを捧げるTia Rungrayの姿を思わせる。それは、昨今世界中を翻弄する新たなウィルスによって浮き彫りにされた人々の闇に対する憂い、そして、人々が平穏無事に暮らしていけるようにという祈りであろう。
